BB式ハロワ求人票コラム⑫ 求人票創りポイントその③:特記事項・備考欄
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ここでは、特記事項欄と備考欄の記載の仕方についてお話ししたいと思います。実は、これらの項目は、ハローワークの求人表の中で仕事の内容欄の次に、文字数を多く書くことができるスペースになります。
つまり、このスペースをいかに有効に活用するかによって、求人票の魅力度をアップすることが可能となります。それぞれの文字数の上限は以下の通りです。
特記事項欄: 1行27文字 × 8行 = 216文字
備考欄 : 1行26文字 × 8行 = 208文字
仕事の内容欄が非常に重要なスペースであるとご紹介しましたが、そこに記載しきれなかった情報は特記事項欄や備考欄に記載することができます。しかし、多くの求人票では、このスペースも活用できるにもかかわらず、ほとんど使われていない求人票が多いのが実情です。
この2つの欄には、ハローワーク側から必ず記載してほしい文言を指定される場合があります。逆に、これら以外であれば自由に使って良いスペースになります。応募者にとって有益な情報を提供することは、ハローワーク側の思いにも通ずるものですので遠慮なく活用すべきです。
様々な会社の求人票を作成している方にお伺いすると、特記事項欄や備考欄に何を記載して良いか分からないと言うお声が非常に多いので、いくつか記載例を記したいと思います。
モデル賃金(入社後年目スペース様々な会社の求人票作成している方にお伺いすると、特記事項欄や備考欄に何を記載して良いか分からないと言うお声が非常に多いので、いくつか記載例を記したいと思います。
●特記事項欄・備考欄の記載例
モデル賃金(入社後年目 28歳 平均月収25万円)
会社の平均年齢
会社の平均勤続年数
社内の研修制度やその期間
研修期間中の賃金
社長はどのような思いで会社を作ったか
社長は今後会社をどうしていきたいか
未経験者やブランクのある方の応募可否
社会保険の加入について
独立支援
長期休暇、休日の内容
私のオススメとしては、特記事項欄には給与や休日等の待遇面に関する情報を盛り込むことをおすすめします。また、備考欄には会社の平均年齢を社内の研修制度等の会社全体の情報を盛り込むことをお勧めします。特記事項欄と備考欄で情報のカテゴリーを分けることにより、より見やすい伝わりやすい求人票を作ることができると思います。
特記事項欄と備考欄を記載する際に、特に意識していただきたいのが、大企業にはない優良な中堅・中小企業の魅力を伝えていただきたいと言うことです。このようなことを言うと、自分の会社には魅力がないと言うふうに考えられる方もいらっしゃいますが、決してそんな事はありません。
以下の項目の切り口で、自社を見つめ直してみてはいかがでしょうか?
●大企業にはない中堅・中小企業の自社の魅力
経営者と従業員の距離が良い意味で近い
人を育てる
ワークライフバランスの良い環境作り
仕事の上流から下流まで一気通貫で把握出来る
従業員一人ひとりの存在感がある
企業の成長を社員も実感できる
安定的な事業シェアがある
何気ない小さなことであっても、実は応募者の方に響く内容である事は多々ありますので、この際にじっくりと考えてみてください。