BB式ハロワ求人票コラム⑪ 求人票創りポイントその②:仕事内容
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仕事の内容欄で最も重要なのは最初の72文字です。仕事を探している方の視点で仕事の内容欄を見てみると、最初の72文字が特に重要であることがわかります。
次の図をご覧ください。
ハローワークの求人情報端末で求人条件入力した後に出てくる求人情報一覧表です。仕事の内容欄を見ていただくとこの一覧表に掲載される仕事の内容は、1行18文字で4行の合計72文字となります。
ですので、応募者と最初の出会いとなる求人情報一覧の最初の72文字を意識して仕事の内容欄を作成するのは効果的だといえます。ちなみに仕事の内容欄は最大で297文字まで記入することができます(1行27文字× 11行)。
次に仕事の内容欄の具体的な書き方に入る前に、応募者が求人票のどの項目を最も見ているかを見ていきます。
次の図をご覧ください。
これは、応募者の方が求人票を見るとき、どの項目を見ているか、どの項目が最も長く見られているか、見ている時間の長い順に記載した調査結果です。
応募者が、最もよく見ているのは、仕事の内容欄で、以下、就業時間、就業場所、休日、所在地と続いています。このようなデータからも、仕事の内容欄は、非常に重要であることが示されています。
それでは、具体的な求人票の仕事の内容欄の作り方について、触れていきます。
まず1つ目のポイントは、求人票は簡単な言葉で、分かりやすい表現で作成するのが基本です。
つまり、社内やその業界の人にしかわからない用語を使うのをできるだけ避けることです。求人票は誰に向けた作成しているのかをもう一度思い出していただければと思います。仕事探しをしている方はもちろん、応募者のご家族や関係者の方々もご覧になります。それらの方々が理解できるようなできるだけ簡単でわかりやすい用語で表記していただいた方が、当然ながらご興味を持っていただける可能性が上がります。
2つ目のポイントは、仕事の内容の本質や価値を見い出して記載することです。
どういうことかと言うと、受付をする、電話応対をする、打ち合わせをする、企画書を作る、コピーをとる。
このように仕事の内容だけを書き出すと単なる作業になってしまうことがあります。これを見て仕事内容に魅力を感じるでしょうか?
おそらく誰も魅力を感じないと思います。募集する職種や採用後の業務を変えることができなくても、以下のような視点で仕事の内容の本質や価値を見い出して、求人票の中で、自社の欲しい人材像に訴えていけば、自分自身がその会社で生き生きと仕事をするイメージを与えることができるでしょう。
●仕事の本質や価値の例
・仕事のやりがいや面白み
・仕事が生み出す価値や貢献
・その仕事により、どんな人たちにどう喜ばれるのか
・その仕事がないとすれば社会にどんな問題が起きるのか
3つめのポイントは、仕事の内容欄にすべてを詰め込む必要はないということです。
応募者が知りたい情報を書こうとすると、最大297文字では足りなくなってきます。後ほどご説明する特記事項欄や備考欄を活用することができますので、応募者が知りたい情報を漏れなく魅力的に伝えることができます。
一度、自社の求人票の仕事の内容欄を見直してはいかがでしょうか。