BB式ハロワ求人票コラム⑦ 採用力と定着力のバランス
- BBコラム
このシリーズのコラムでは、ハローワーク求人票に関する情報をお届けしていますが、採用から一歩離れて少しお伝えしたいことがあります。
皆様の会社ではなぜ、従業員を採用するのでしょうか?当然ながら、従業員の採用が最終目的ではなく、その採用した従業員が会社に定着し、事業の運営や拡大に貢献してくれることが最終目的だと思います。つまり、ハローワーク経由であろうが民間人材紹介会社経由であろうが、採用した人材が会社に定着してくれないと、何人採用できたとしても、最終目的の達成は難しくなってくるでしょう。
このことを、一例を用いてご説明したいと思います。ご自宅のお風呂をイメージしてください。蛇口からバスタブに水を貯めようと思っても、バスタブにヒビが入っていたり、栓が閉められておらず水がたまらなかったりすることがあります。従業員の採用と定着は、このお風呂のイメージに当てはまります。お風呂の例で言うところのバスタブは、その会社の定着力を意味します。どれだけ水(=従業員の採用)を入れても、バスタブにヒビが入っていたり、栓が閉められておらず水がたまらなかったりしたら、それは水を入れても無駄が多いのは明白です。
では、バスタブで言うところのヒビや栓の閉め忘れは、会社で言うところの何に当たるでしょうか?
解釈の仕方は色々とあるとは思いますが、私個人の見解としては、「従業員が会社の目指す目標を達成しながらやり甲斐を持って仕事できる環境・仕組み」に尽きると思います。
従業員の給料が高いこと、会社の福利厚生が整っているに越したことではありませんが、決してそうではなくとも、従業員がやり甲斐を持って仕事が出来る環境や仕組みを作ってあげることは出来ます。私は、MAアドバイザーとして、社会保険労務士として、日本全国の中小企業を1000社見てきましたが、従業員の定着率が高い会社は、給料や福利厚生の条件が良い会社とは限りません。
従業員の採用活動を行う前に、一度立ち止まって、貴社の定着力に関して見つめ直してみるのも非常に重要だと思います。
当法人では、ハローワーク求人票の作成をサポートに関しては、無料でお受けする場合もありますので、お気軽にご相談ください。