生い立ち④ 一部上場の専門商社に約7年間勤務
- BBコラム
大学院卒業後は、
東証一部上場の専門商社に入社し、
配属された部署から異動することなく、
同社主力商品の事業企画を
7年間務めました。
私は、インターンをするような
意識高い系でもなく、
学生時代に自分でビジネスを
起こしたわけでもなかったので、
基本的なビジネススキルは
全くない状態でした。
それこそ、メールの打ち方や
電話の受け答え等、
社会人としての基本スキルを
初歩の初歩から学びました。
入社当初は、こいつ大丈夫か?
と上司に思われるくらい、
仕事が全く出来ない新入社員
だったと思います(笑)
自分で商売したいくせに
ビジネス能力の初期値がものすごく
低いことは認識していましたので、
これはもう量でカバーするしかないと、
誰よりも働くと心に決めて、
夜も土日もがむしゃらに働きました。
幸か不幸か配属されたのが
社内一仕事が厳しい環境と
噂になる部署でしたので、
まさに水を得た魚のように
働いていたと思います。
今でこそ、
労務に関する仕事をしていますが、
その当時は労務管理など
全くお構いなしに働きまくっており、
夜中はもちろん、
休日や連休も会社で仕事していました。
仕事をしない日は、
年に数日くらいなもんで、
それも風邪による高熱で
寝込んだ日くらいでしょうか。
特に入社から5年目くらいまでは、
仕事以外は何もしていない
というくらいに働きまくっていました(・・;)
そこまでクレイジーに仕事に
打ち込んでいるヤツも少ないと思うので、
最終的にはプレイングマネジャーとして
5名ほどの部下のマネジメントも行いつつ、
所属部門の事業戦略立案を策定なども
行っていました。
おそらく年齢の割には、
相当早くに部門の運営に携っていた
とは思います。
この時代に身に付けた
論理的に物事を考える思考力や、
経営戦略に関する知識、
仮説構築力、分析力などなどは、
私のビジネスの礎になっています。
今思うとこの頃は、
商売人でなくビジネスマンを
目指していた時期かなと感じています。
サラリーマンとしては
非常に恵まれた環境だった
とは思いますが、
あくまで自分が本当になりたいのは、
ビジネスマンではなくて
商売人だと湧き上がる思いが
日に日に大きくなっていき、
退職することにしました。