生い立ち③ パチンコ大学で宇宙を専攻する
- BBコラム
高校卒業後は、現役でなんとか
滑り込んだ横浜の国立大学工学部へ
入学し、宇宙線物理学を学びました。
誤字じゃないですよ、
宇宙船(Space Ship)じゃなくて
宇宙線(Cosmic ray)です(笑)
今は直接的に全然関係ない
仕事をしているので、
なんで宇宙を専攻したの?って、
よく聞かれるんですが、
一言で言うと自分で商売をするためです。
まだまだ未知のことが多い
宇宙に関する研究分野であれば、
これからビジネスになっていく種も
多いんじゃないか、
そうであれば、
その分野に関する学問や研究を
していた方が、
一般企業に先んじてビジネスを
はじめることができるのでは?
という非常に安易な考えでした。。
このような若干不純な目的で
スタートしているため、
最初から本気で突き詰めて
勉強する気などサラサラない(笑)
更に、追い打ちをかけるように、
宇宙は学術的な研究を進めている
領域がまだまだ多く、
他方でビジネスと言う観点でみると、
当時は一部の企業が研究開発に
関連したビジネスしか展開できていない
状況であることもだんだんと理解出来き、
宇宙という領域は、
自分が起業するフィールドには
向いてないんじゃないか?!と、
更にやる気をなくすという事態でした。
そんな現実を受け止めつつ、
高校3年間続いた野球漬けだった生活から
解放された結果、
大学時代はパチンコ屋に通い詰める生活に(笑)
大学生でお金もないので、
負けたら生活できません。
そのため、ありとあらゆる事を考えました。
例えば、
朝始発が始まる前からお店の前に
一番乗りで並び確実に良い台を確保したり、
1日に数台ある見せ台(出る台)の配置が
クセを読みやすいお店を探したり、
確実に出る台がある機種を
全て後輩や知り合いで占拠して
出る台を判別してしまう等、
今なら怒られてしまうような
多少荒っぽいこともしながら、
どうしたら勝てるのか?
を常に考えていました。
資金がないからこそ、
人がやらないこと(考えないこと)をして、
勝率を高めていました。
これは、実は今の自分のビジネスにおいて、
非常に役に立っている習慣です。
こんな感じで大学時代はお恥ずかしながら
全く勉強しなかったため、
学力は理系の高校卒業レベルのままか、
おそらくそれ以下(笑)。
このままでは理系の大学を
卒業したことにならない、
大学院の2年間で取り返してやる!
という思いで、大学院に2年通いました。
しかし、結論から言うと、
宇宙分野での起業を諦めて現実路線で
起業するための力を付けよう!
という次なる目標が見えてきました。
やはり、
自分で商売がしたいと思っているのに、
今の自分が起業するフィールドに向かないと
判断した研究分野で勉強するのは、
私にとって苦痛以外の何物でも
なかったです。。
でも、今も宇宙は大好きです(笑)